もともとは企業に所属していたわけではなく、フリーランスの職人として働いていました。新井組とも仕事を通して出会い、20歳くらいの頃からお付き合いがあったんです。そして約15年前に「うちの社員にならないか？」とお誘いいただいたことがきっかけで入社に至りました。

入社を決めた理由は、給与と福利厚生。フリーランスだと仕事量によって収入にバラつきがあるので、安定した収入を得られるのが魅力的でした。また、長年一緒に働いてきた仲だったので、会社のことはよく知っていたし、人間関係も良好だったので何の不安もありませんでした。

現場全体を管理する「施工管理」という仕事をしています。施工管理の仕事は、大きく分けて4つ。納期に間に合うようスケジュールを組み立てる「工程管理」、作業員や周囲の安全を守る「安全管理」、作業の質を保つための「品質管理」、予算内で完成させるために売上や経費を管理する「原価管理」です。

この仕事をするうえで私が大切にしていることは、「嘘をつかない」ということ。1つの案件で数億円というお金が動くので、もし完成した後に施工ミスなどが発覚すれば信用を失ってしまう恐れがあるからです。だからこそ、仕事をごまかさずに、何かあれば「報告・連絡・相談」することが重要。当たり前のことではありますが、そうした日々の積み重ねでお客様との信頼を築いてきました。

自分が思い描いた通りに作業が進み、無事に工事を終えられた時に達成感を感じます。特に、当社の場合は施工管理に大きな裁量があり、現場の仕事に関しては基本的に全て任せてもらっているので、やりがいは大きいですよ。

ときには、悪天候などにより作業が思い通りに進まない場合もありますが、自分たちの力でそれをどう乗り越えていくのかも面白さの1つです。これまで培った技術や経験を活かして、トラブルを乗り越えられたときは嬉しいですね。また、そうした仕事の成果は会社もしっかり評価してくれるので、モチベーションもあがります。

少人数の会社なので、社長や専務などの役員とも距離が近く、困ったことがあればいつでも相談できる風通しの良さがあります。飲み会などはないですが、年齢に関係なく社員同士の仲が良く、仕事の合間にコミュニケーションをとることも多いですよ。

当社には20代の若い社員が数名いるのですが、みんな素直で真面目な子たちばかりで、仕事もとても頑張ってくれています。40代・50代のベテランたちも、人あたりが良く接しやすいので、新人さんも馴染みやすいんじゃないかな。これから入社する方には、そんな先輩たちと一緒に働きながら色々なことを学んでほしいですね。そうすれば、きっと良い職人になれると思います。

人それぞれ得意・不得意があると思うので、まずは仕事を楽しむところから始めてみてください。真面目にやっていれば技術は後から必ず身に付きますし、できることが増えればきっと「面白い」と思える場面も多くなっていくはずです。それに伴って給与もどんどん増えていくので、やりがいは大きいですよ！その楽しさを、ぜひ一緒に味わいましょう！